2013年公開の「風立ちぬ」をもって引退を発表した宮崎駿監督ですが、それを撤回して現在(2019年)新作映画を制作中です。
新作映画のタイトルは「君たちはどう生きるか」。
2018年上半期ベストセラー1位になった本(漫画)「君たちはどう生きるか」と、関係があると発表されています。
ベストセラー本であるこの本が原作なのか?映画のあらすじや公開日は?など、疑問に思ったことをまとめました。参考にどうぞ!
目次
スタジオジブリの新作「君たちはどう生きるか」の原作は?
今度宮崎駿監督が映画化するらしい、君たちはどう生きるか!
漫画版の真ん中まで読んだけど、すごい深くて面白い!
映画化楽しみ!! pic.twitter.com/SmfdsyefaV— しおり@ジブリ垢 (@ghibulishiori) March 15, 2018
2017年10月宮崎駿監督が、新作映画のタイトルを「君たちはどう生きるか」であると発表しました。
このタイトルを聞いて、「アレっ!?」と思いませんでしたか?
この新作映画のタイトルは、2018年上半期にAmazonなどの書籍販売サイトでランキング1位を獲得した漫画(つまり、2018年上半期一番売れた漫画)と同じなんですよね。
発行部数が短期間で200万部を突破(2018年6月現在)して、大きな話題となった漫画です。
この漫画は、岩波少年文庫の創設にも尽力した「吉野源三郎」氏が1937年に出版した小説が元になっています。
この本は池上彰さんも、「心揺さぶられる名著」だと絶賛されているんですよ。
漫画と同時に、小説・新装版「君たちはどう生きるか(吉野源三郎著)」も発売されていて、こちらもランキングの上位を獲得しています。すごく人気がある事が分かりますね。
宮崎駿監督が制作中の「君たちはどう生きるか」という新作映画のタイトルは、この本からもらっていると公表されています。
という事は、宮崎駿監督のジブリの新作映画はこの小説が原作なのね、と私は思ってしまったのですが、どうやらそうではないようです。
スタジオジブリの公式サイトに、
タイトルは吉野源三郎著のあの名作からもらって来ていますがあの本は原作ではなく、映画の内容はオリジナルであり、・・・ 出典元:スタジオジブリ公式サイト
と、このように書かれていました。
この小説が原作ではないとしたら、この小説から「タイトルをもらった」という事はどういう意味なのでしょうか。
スタジオジブリの新作「君たちはどう生きるか」の内容は?
宮崎駿監督、新作タイトルは「君たちはどう生きるか」https://t.co/lSc6QNk8Ji
今からめっちゃ楽しみ♪(*´ω`*) pic.twitter.com/a0zWqI3xFW
— sakamobi.com (@sakamobi) October 29, 2017
「君たちはどう生きるか」のあらすじですが、1937年の東京が舞台となっていて、主人公は中学生「コペル君」とその叔父さんです。
人間としてどう生きればいいのか、楽しく読んでいるうちに自然と考えるように書かれた本書は、子供はもちろん多くの大人たちにも共感をもって迎えられてきました。
勇気、いじめ、貧困、格差、教養、、、
昔も今も変わらない人生のテーマに真摯に向き合う主人公のコペル君と叔父さん。
二人の姿勢には、数多くの生き方の指針となる言葉が示されています。出典元:Amazon
生きる上で本当に大切なことは何か、どういう生き方をすべきかのヒントを与えてくれる作品で、子どもに向けた哲学書(道徳本)となっているようです。
となると、メッセージ性が強く真面目な内容の長編アニメーション映画になるのかな?と思いましたが、スタジオジブリの鈴木敏夫プロデューサーによると、オリジナルの「”冒険活劇ファンタジー”」になるとのこと。
冒険活劇ファンタジーってどんな内容?と思ったので調べてみると、Wikipediaには
冒険活劇 (ぼうけんかつげき)とは、主に小説・映画・ゲーム・漫画などの分野のひとつで、主人公の冒険を主題として全体を活劇仕立てにした物語である。
出典元:Wikipedia
このように書かれていました。
さらに鈴木プロデューサーによると、「内容は、タイトルとは随分と印象が違う。大ファンタジーだ。」と明かしています。
つまり吉野源三郎著の本はあくまでも、映画の主人公にとって大きな影響を与える物語という位置づけであって、「原作である」とか「内容が似通っている」というわけではないというわけですね。
ちなみに同じスタジオジブリが手掛けた作品の中では、「天空の城ラピュタ」も冒険活劇ファンタジーと言われています。
「天空の城ラピュタ」といえば、言わずと知れた大ヒット作。
「君たちはどう生きるか」がどんな内容になるのか、完成が本当に楽しみですね。
スタジオジブリの新作「君たちはどう生きるか」の公開日は?
公開日はまだ発表されていないのですが、2017年に宮崎駿監督が、完成まで「3~4年かかる」と
言われていたので、2020年の公開が有力です。
ジブリの鈴木敏夫プロデューサーが、2019年4月に「君たちはどう生きるか」の絵コンテ、「3年かけて今まさに完成しようとしている」と発言されています。
そして、映画として観られるのは・・・?という問いに対して「まだわからないのですが、3年後……?」と答えているので、2020年に公開されるんじゃないかと思っていましたが2022年くらいまで公開されないかもしれません・・・。
スタジオジブリの公式サイトの「新作長編アニメーション映画制作のためのスタッフ募集」の要項には、契約期間は2017年10月1日からの3年間と書かれていたのですが・・・、さてどうなるのでしょうか。
正式に映画の公開日が発表されましたら、この記事も更新しますね。
まとめ
2013年に公開の映画「風立ちぬ」で長編映画を引退すると発表した宮崎駿監督が、映画製作を再開することを発表しました。
新作映画のタイトルは「君たちはどう生きるか」。
1937年の東京が舞台になっている吉野源三郎氏が執筆した同名の小説からタイトルをもらっており、映画の内容はその本が主人公にとって大きな意味を持つというストーリーで、オリジナルの冒険活劇ファンタジーです。
オリジナル作品なので具体的なあらすじはまだ分かりませんが、かなり期待が持てる作品になりそうですね。
公開日は、2020年の夏以降かも?
発表されたらこのページも随時更新いたします。詳細が発表されるのを楽しみに待ちましょう!
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