ディズニープリンセス映画の中でもとても人気のある映画『塔の上のラプンツェル』。
全身をぐるぐる巻きにできるくらい長い髪が特徴で、また可愛らしい容姿も相まってたくさんの人々を魅了してきました。
可愛らしい容姿だけでなく、どんなことにも前向きでとても心優しい彼女。
勇敢な心も持っているので何事にも立ち向かう、まさにプリンセスにふさわしい性格の持ち主といえるでしょう。
「ディズニープリンセスの中で、ラプンツェルがいちばん好き」という声も多いんですよ(^^♪
そんなラプンツェルですが、グリム童話が原作だったということはご存じでしょうか?
原作のタイトルは、「ラプンツェル」。
ディズニー映画の『塔の上のラプンツェル』と、ストーリーが全然違うんです。
今回はラプンツェルの原作のあらすじや、ディズニー映画とどう違うのか、原作の内容が怖いという噂を徹底調査していきます!
目次
『塔の上のラプンツェル』の原作グリム童話のあらすじは?
今日の絵本。
魔法使いに育てられたラプンツェルは、ひとりの王子に結婚を申し込まれますが、魔法使いに引き離されてしまいます。そして、ふたりは…。
最近、バーナデット・ワッツさんが描かれているグリム童話をよく読んでいるのですが、絵がとても素敵で癒やされます。終わりかたもとてもいいです。 pic.twitter.com/xVHDVKgUs2— れもん。 (@oaQQMEydNmrFcy0) April 11, 2019
グリム童話「ラプンツェル」はどういうストーリーなのか、あらすじをご紹介していきます。
ラプンツェル原作あらすじ前半
遠い昔、とある夫婦の間に子供を授かりました。
妊娠中の妻は、『隣の家に生えているラプンツェル(野菜の一種)が食べたい。あれを食べないと死んでしまうわ』と言い始めます。
しかし、隣の家の住人は恐ろしい魔女『ゴーテル』でした。
次第に食が細くなる妻を見て夫は魔法使いの家に忍び込む決意をしますが、ラプンツェルを摘み取っている時にあえなく魔法使いに見つかってしまいます。
『妻が子供を妊娠していて、ラプンツェルが食べたいと言ってるんです』と、夫は必死で魔女に訳を話しました。
すると魔女は、『好きなだけ摘んで帰ると良い』と快くラプンツェルを持って帰ることを承諾してくれました。
ですが二言目は残酷で、『ただし、産まれた子供は私が貰う』と言い放ったのです。
そうして産まれた子供は魔女に『ラプンツェル』と名付けられ、塔の中に閉じ込められそこで育てられるのでした。
ラプンツェル原作あらすじ後半
本屋で新米姉妹買うと行ったのにラプンツェル絵本見つけて新米姉妹はまた給料後にとまた諦めてラプンツェル絵本買いました☺#ラプンツェル pic.twitter.com/3Blz2ypG0v
— まいにゃん (@mai_giza_24) January 19, 2020
ある日、この国の王子様は塔の中から美しい歌声を聞きました。
王子様はどうしても顔を見たくなり、魔女が塔に登っていく方法を見てその真似をし、ラプンツェルに会いました。
王子は美しいラプンツェルに妻になって欲しいとお願いし、ラプンチェルも了承して2人で逃げることに。
それを知った魔女のゴテルは激怒して、ラプンツェルの長い髪を切って追放してしまいます。
それを知らない王子様はいつものようにラプンツェルの髪をつたって塔に登りますが、そこに待ち構えてたのはゴーテル。
王子様はその場で塔から身を投げ、命はとりとめましたが失明してしまいました。
盲目の中何年も森を彷徨い続けた王子様は、男女の双子を育てているラプンツェルに再び巡り会い、ラプンツェルの嬉し泣きの涙が王子様に当たって目がまた見えるようになりました。
王子様は、ラプンツェルと子供を連れて国に帰り幸せに暮らしました。
私が参考にしたあらすじは、1938年に発売された中島孤島 訳のものです。
こちらの絵本は2006年に発売されたグリム童話「ラプンチェル」ですが、絵のタッチが優しく内容も人気があって読みやすいですよ^^
『塔の上のラプンツェル』映画と原作グリム童話との違いは?
過去は終わったんだから、忘れること。
未来はまだ来てないんだから、夢見ること。#ラプンツェル pic.twitter.com/SaQ5pySpGt
— ラプンツェルからアナタへ♡。˚⋆ (@From_Rapunzel) April 22, 2020
上記あらすじのように、冒頭部分から映画と原作は違います。
原作と映画の決定的な違いや、過激な表現のためストーリー自体変わってる部分を調査していきましょう。
ラプンツェルがゴーテルに育てられる経緯が違う
原作では、庭で育てているラプンツェル(野菜)をあげる代わりに産まれた子供を引き取る、と、魔女ゴーテルが夫婦了承のもと子供を引き取ってしまいます。
ですがディズニーアニメ映画版ではお妃様が妊娠中に病気になってしまい、国のどこかに1輪だけ生えている奇跡を呼び起こすという『太陽の花』を探します。
見つかった太陽の花をお妃様に飲ませ、病気が治って無事に産まれたのが『ラプンツェル』でした。
太陽の花の効果なのか美しい金髪になったラプンツェルをゴーテルという女が狙い、深夜にお城に忍び込みラプンツェルを誘拐してしまうのでした。
そもそもゴーテルは太陽の花を先に見つけていて、それに歌いかけることで何十年も若返り続けていました。
花の効果を独り占めしているだけで、アニメ映画版のゴーテルは魔女でもなんでもないようです。
ラプンツェルと出会う男性が違う
そして塔の中で育てられるという部分はグリム童話の原作もアニメ映画も変わりませんが、塔の中に忍び込む男性像が違います。
映画では泥棒、原作では王子様と全然違う内容ですね。
映画では泥棒フリンがゴーテルが留守の隙にラプンツェルと一緒に塔を出て冒険するという内容ですが、原作は違います。
原作では王子様はゴーテルの目を盗んで夜な夜なラプンツェルの髪をつたって塔に忍び込み、幾度もラプンツェルと二人きりの時間を過ごして最終的にラプンツェルが妊娠してしまうという内容です。
・・・ちょっとこれは、ディズニー映画には出来ないかもしれないですね^^;
大きな違いを挙げただけですが、内容は全然違うという事がお分かりいただけたのではないでしょうか。
『塔の上のラプンツェル』原作グリム童話は怖いって本当?
こんなときこそ、お家でディズニー!と言いながら、主人公が、
同じ本を読み返して
また絵を描く もう飽きたわこんな暮らし
いつまで続くの🎵と歌い、塔から飛び出していく『ラプンツェル』を来週放送する金曜ロードショーのセンス。嫌いじゃない。 pic.twitter.com/d5nnOs7KJK
— ウラケン・ボルボックス📕『なんてこった!ざんねんなオリンピック物語』好評発売中! (@ulaken) April 24, 2020
原作のグリム童話『ラプンツェル』の内容を見てみると、あまりファンタジー性の無い怖い話なのかと思いますよね。
確かに、王子様と逢っていたラプンツェルに激怒して追放したり、王子様が自ら塔から飛び降りて失明したりと、原作には少し怖い内容もありました。
でも、実はラストは感動的なんですよ。
あらすじでもご紹介しましたが、盲目の中何年も森を彷徨い続けた王子様は、男女の双子を育てているラプンツェルに再び巡り会いました。
そして王子様はラプンツェルと子供を連れて国に帰り幸せに暮らす、という結末です。
内容自体は怖いですが、結末は幸せに暮らすという内容なので結末だけ見れば映画も原作も一緒ですね。
『塔の上のラプンツェル』原作グリム童話のあらすじ・映画と内容の違いまとめ
塔の上のラプンツェルの原作のあらすじを調査していくと、アニメ映画と原作グリム童話の内容は最初から全然違うということが分かりましたね^^
あらすじで分かると思うのですが、原作はディズニー映画よりも少し怖いお話となっています。
それではまとめに入りましょう。
- 原作のあらすじは、庭のラプンツェルを夫婦にあげる代わりに子供を引き取ったという内容
- 映画と原作は結末でみんな幸せになる以外は、全く違うストーリーになっている
- 子供の連れ去りや王子様の目が潰れてしまうなど、原作のストーリーは少し怖い
ディズニー映画になったことでファンタジー性あふれるアニメ映画『塔の上のラプンツェル』に生まれ変わっており、原作との違いを楽しめるのもまた良いかもしれないですね^^
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