喪中の時の初詣はいつまでダメ?寺や神社で違いは?お守りおみくじはどう?

 

喪中の時の『初詣』、「行っていいのかな?」「やめた方がいいのかな?」と迷っていませんか。

 

一般的には、「喪中の時は初詣は控えましょう」と言われていますよね。

 

でも、

 

「毎年いただいているお札やお守りどうしよう?」

「厄年だから初詣で厄払いをしたかったんだけど・・・。」

「大切な試験を控えているから、どうしても行きたい。」

 

などなど、喪中だけど初詣に行きたいと思っている方も多いと思います。

 

この記事では、

 

  • 喪中の時の初詣はいつまでダメなのか
  • お寺や神社で違いがあるのか
  • お守りやおみくじ・厄払いなどはどうなのか

 

をご紹介しています!参考にしてみて下さいね。

 

 

目次

喪中の時の初詣はいつまでダメ?お寺や神社で違う?

 

 

喪中の時の初詣はいつまでダメとかある?

 

喪中の時、初詣は行ったらダメなのかいつまではダメでいつからはOKという基準があるのかと迷ってしまいますよね。

 

結論から言ってしまうと、喪中でも初詣に行って大丈夫です。

 

ただ、「それなら、いつも通りいつも行っている所へ行こう」というのは、ちょっと待ってくださいね。

 

喪中の時の初詣には、やっぱりルールがあるんです。

 

難しいルールではありません。簡単ですので、一緒に見ていきましょう!

 

喪中の時の初詣「お寺」は大丈夫!「神社」は注意が必要

 

初詣ではお寺か神社に参拝することになりますが、喪中の時には決まりがあります。

 

なぜお寺が大丈夫で神社が注意が必要なのかというと、仏教が神道とは違って死を穢れ(けがれ)としていないことが理由です。

 

どういうことかというと、神社では死は「忌み嫌うもの」「不浄なもの」でそれを穢れ(けがれ)と考えます。

 

つまり

 

 

神社は「清浄を保つ」という思想から死という穢れを忌み嫌い、また不浄に触れると神様はその力をなくしてしまうと考えられているため、その穢れに触れた親族も、神聖な場である鳥居をくぐることはNG。

 

 

という事です。

 

一方、お寺では、仏教に穢れの概念がありません

 

お葬式をしたりもしますし、葬儀後の法要(初七日法要、四十九日法要など)も行いますよね。

 

むしろ大切な人を亡くした後だからこそ、初詣にお寺に行って手を合わせて冥福を祈るということは、大切なことだと考えられます。

 

ですので、お寺への初詣は喪中でも全く問題ないということになります。

 

「じゃあ、死を穢れと考えている神社には、喪中の期間はやっぱり行っちゃいけないのね?」となるかもですが、そうではありません。

 

先に書いた通り、喪中時の神社への初詣は注意が必要という事であって、ダメではないのです。

 

喪中で神社へ初詣に行くとき注意することは?

 

 

喪中時に、神社へ初詣に行くときに注意する事をご紹介します。

 

喪に服する期間には「忌中」「喪中」があります。

 

 

  • 「忌中」・・・不幸があった時から、仏式では四十九日、神式では五十日が目安。
  • 「喪中」・・・宗教を問わず、一年間が目安。

 

 

『穢れ』とされている期間は、「忌中」の期間なのです。

 

なので、忌中の期間が終わっていれば(=忌明け)、神社へ初詣に行っていいということになります。

 

喪中の期間は亡くなった死者を偲(しの)ぶ期間ではありますが、『穢れ』はもう晴れており、神社への参拝が可能なんです。

 

ただ喪中の考えは地域差・個人の気持ちの問題などもあるので、忌明けしたら必ず行っていいというものでもないのかもしれません。

 

迷った時は、地域の神社もしくは親族の中の年長者にご相談されるといいかもしれないですね。

 

喪中の初詣の時にお守りやおみくじを買ってもいい?厄払いはどう?

 

 

お守り・破魔矢について

 

上記の通り、お寺に初詣に行きそこで購入するには何も問題ありません。

 

喪中はもちろん、忌中であってもです。

 

前年お寺で授かったお守りや破魔矢なら、初詣に行った時にお寺で納めて下さいね。

 

毎年神社に初詣に行っていて、神社でお守りや破魔矢を買いたいという場合は、忌中の期間が終わっていれば神社に初詣に行っていつも通り購入すればOKです。

 

もし一般的な初詣の期間(松の内と言われる関東では1/7、関西では1/15まで)に忌中となった場合は、神社にお守りや破魔矢の取り置きをお願いしてみましょう。

 

 

お守りは忌明け後も売っている可能性がありますが、破魔矢はないかもしれません。

 

まず破魔矢の取り置きが可能かどうか、事前に神社に問い合わせをする事をおすすめします。

 

前年のお守りや破魔矢は、忌明けしてから神社に返納しに行きましょう。神社では、年中いつでもお守りや破魔矢を納めることが可能です。

 

神社に行くと『納札所』や『古神札納め所』と書かれた場所があるので、そこが返納場所となります。

 

おみくじについて

 

1年の始まりにはおみくじを引く!と決めている方、意外に多いですよね。

 

忌中を過ぎていれば、喪中であってももちろんおおみくじを引くことは可能です。

 

厄払いについて

 

基本的に、厄年は数え年でカウントします。年が開けて1月1日になった時、年をとるという考え方です。

 

厄年で厄が気になる方は、厄払い出来なかったら心配になるでしょうし、出来れば早くお祓いを受けたいと思いますよね。

 

でもやはり、神社での厄払いは忌中は避けた方がいいでしょう。

 

急ぐ方はお寺で厄払いを受けるといいですね。

 

厄払いは出来れば節分までに済ませたいものです。

 

神社でもそういう風に案内している所は多いので、もし節分までに忌明けしない場合は、行きたい神社に問合せしてみて下さいね。

 

喪中の時の初詣まとめ

 

一般的に喪中は初詣を避けるものと言われたりしますが、お寺なら何も問題なく、神社でも忌中期間が明けていれば参拝出来ることがわかりました。

 

お守りや破魔矢なども同様で、購入するのはお寺はOK、神社でも忌中の期間が終わっていればOKです。

 

ただ、屋台が沢山でてお祭りの様なおめでたいムード満載な初詣の場所は、避けた方がいいかもしれないですね。

 

どうしても決められなかったり迷ったりした時は、普段から参拝している神社やお寺に相談してみるといいですよ。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 



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