節分の豆まきの時間帯は?掛け声や豆のまき方の作法を伝授

 

節分というと、まず思い浮かぶのは豆まきではないでしょうか?

 

でも、豆まきのかけ声やまき方などは、地域や家庭によってさまざまですよね。 正しい作法で行っている人は少ないかもしれません。

 

そこで今回は、縁起の良いとされる豆まきの詳しい作法をご紹介いたします!

 

ぜひ、今年の節分の参考にしてみてくださいね。

 

目次

節分の豆まきの時間帯や福を呼び込む掛け声はこれ!

 

 

節分の豆まきの時間帯は?

 

豆まきをする時間帯は、夜が良いとされています。

 

鬼が現れるのが夜とされているからです。

 

豆まきは「鬼は外」のかけ声からわかるように、鬼を追い払う目的がありますよね。

 

鬼が出入りする北東の方角を「鬼門」と呼びますが、 風水では縁起の悪い方角とされています。聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。

 

「鬼門」つまり北東の方角を時間で表すと、午前2時~4時にあたります。

 

由来は十二支からきていますが、北東の方角は丑寅(うしとら)と表すことができ、 この時刻を数字に置き換えると午前2~4時となるのです。

 

でもそんな真夜中に起きるのは大変ですし、近所迷惑にもなってしまいますよね。

 

なので、豆まきは夕方~夜にかけて行うのがおすすめです。

 

節分の豆まきの福を呼び込む掛け声はこれ!

 

 

次に豆まきのかけ声についてですが、一般的に「鬼は外、福は内」が多いのではないでしょうか。

 

わが家でも、小さいころからそう言って豆まきをしてきました。

 

でも、住む地域によってさまざまなかけ声や意味合いがあるんですよ^^ その一部をご紹介していきますね。

 

1.「福は内、福は内」

 

千葉県の成田山新勝寺や愛知県名古屋市などでは、このようなかけ声で豆をまきます。

成田山新勝寺にまつられているのは、不動明王。 「不動明王の元には鬼はいない」という意味合いがあり、「鬼」という言葉は出さないそうです。

また名古屋市では、鬼を神様としてまつっているところが多いため「鬼は外」と言わないそうですよ。

 

2. 「鬼は内、福も内」

 

鬼と福の両方招き入れるかけ声で、鬼を神様としてあがめている地区に多いようです。

ほかには「招き入れた鬼を改心させる」という意味も。 奈良県の天河神社や群馬県の鬼石地区などで使われています。

 

3.「鬼は内、福は外」

 

一般的なかけ声とは真逆ですね。

京都府福知山市の大原神社では、このようなかけ声で豆をまきます。これは鬼(厄)を神社に迎えて、その地域に住む家庭に福をさずけるためだそうです。

ほかに、江戸時代の藩主(その土地の主)の名前に「鬼」という字が入っていて、 「鬼は外」と言うのは失礼にあたるため、「鬼は内」と言うことになったとの説もあります。

 

このように、地域によってかけ声や由来に違いがあり面白いですよね^^

 

上記以外にも、「鬼は外、福は内」のあとに「鬼の目ん玉ぶっつぶせ~」や「ごもっとも!」とつけ加える地域もあるそうですよ。

 

個人的には、「福は内、福は内」はたくさん福を呼べそうで良いなと思いました。

 

何気なくするのは間違い?実はあった節分の正しい豆のまき方!

 

 

まず用意するのは、「福豆」です。

 

福豆とは、炒った豆のこと。 節分が近くなるとスーパーでもよく見かけるようになるので、「福豆」と書いてあるものを買ってくださいね^^

 

家にあったからといって、生の豆を使用するのは避けましょう。縁起が悪いとされているからです。

 

買った豆は枡(ます)に入れ、朝~昼のうちに神棚、もしくは目線より高い場所へ供えておきます。供えておいた豆を、夜の豆まきで使用してください。

 

わが家は升がないので、小さめのお皿に入れて供えていますよ^^!

 

鬼役は、もしいるなら「年女・年男(生まれた年と同じ十二支の年を迎えた男女)」もしくは「厄年の人」にやってもらいましょう。

 

多くのご家庭でお父さんが鬼役をすることが多いかもしれませんが、 本来は一家の主にあたる人が豆をまく役です!

 

豆まきのやり方・手順!

 

 

鬼役まで決めたら、鬼の侵入口となる窓や扉をすべて開ける。

 

 

奥の部屋から順に、玄関が最後となるように豆をまく。

 

 

「鬼は外」と言いながら窓に向かって豆をまいたら、すぐに戸を閉める( 戸を閉めることで、追い払った鬼が再び入ってくるのを防ぎます)。

 

 

玄関まで戸を閉め終わったら、次は「福は内」と言って豆を部屋にまく。

 

※(「鬼は外、福は内」と続けて言うのではなく、それぞれ分けて使うのがポイントです!)。

 

 

 

ちなみに豆のまき方は、投げつける感じより、下からふわっと投げる方が良いですよ。

 

豆まきが終わったら最後の締めくくりとして、年齢より1つ多く豆を食べましょう^^ 1つ多く食べることで、新年の厄払いになる意味合いがあります。

 

まいた豆を食べると福を拾う意味合いになるそうなので、豆まきの前はきれいに掃除しておいた方がいいかもしれないですね。

 

節分の豆まきの時間帯・掛け声・豆のまき方まとめ

 

今回は、縁起が良いとされる豆まきの作法をご紹介いたしました!

 

豆まきは、鬼を追い払い福を招き入れるために行う節分の定番行事ですが、 地域によってかけ声や由来が異なっている場合もあります。

 

やり方も家庭によってさまざまですよね。

 

わが家は「鬼は外、福は内」と続けて言っていましたし、一つの窓でしか豆まきしていませんでした。

 

 今後は上記の手順で豆まきをして、より多くの福を招きたいと思います!

 

あなたもぜひ参考にしてみてくださいね。

 

 



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