京都三大祭りのうちのひとつである「時代祭」。
2019年の「時代祭」当日に、もし雨が降ったり台風が来たりした場合はどうなるのかを、こちらの記事でまとめています。
さらに雨や台風の場合、事前にチケットを購入する「有料観覧席」の「キャンセルが出来るのか?」「お金の払戻しはあるのか?」という事も詳しくご紹介しています。
「時代祭」に行かれるなら、ぜひチェックしておいて下さい!
目次
時代祭2019の見どころや日程は?
時代祭2019の見どころは?
時代祭は、奈良の平城京から京の平安京へ都がうつって(平安遷都)1,100年目を祝って平安神宮が創建された際に、その記念行事として始まったお祭りです。
令和元年の今年の時代祭は、
- 10月15日 参役宜状授与祭
- 10月21日 前日祭
- 10月22日 時代祭本殿祭
- 10月26日 時代風俗行列
- 10月27日 後日祭
と祭儀が執り行われます。
メインイベントは何と言ってもやはり、10月26日の「時代風俗行列」です。
例年10月22日に行われる「時代風俗行列」ですが、今年は皇居・宮殿で新天皇即位の儀式「即位礼正殿の儀」が行われるため10月26日に変更となっています。
平安神宮が創建された(初めて建てられた)のは明治28年ですが、その時に延暦(えんりゃく)から明治に至る千余年の各時代の衣装や風俗を模した、「時代風俗行列」が行われました。
この「時代行列」が時代祭の一番の見どころであり、毎年5万~7万人の人出を集めているわけですね。
京都の歴史を8つの時代にわけて、各時代の衣装等を再現した行列が京都市内を練り歩きます。衣装はとても豪華で、時代考証に基づいて京都の職人が手掛けています。
身に着けている装飾品や道具なども当時の物を再現しており、とても見ごたえがある行列です。
時代祭2019の日程やコースは?
時代行列の開催日は「平安遷都の日」と決まっていますので、10月22日と毎年固定です。
※令和元年の2019年は、皇居・宮殿で新天皇即位の儀式「即位礼正殿の儀」が10月22日に行われるため、10月26日に変更となっています。
<2019年度の時代祭(時代風俗行列)の詳細>
日程 | 2019年10月26日(土) ※雨天の場合、翌日に順延 |
開催時間 | 12:00~15:00頃 |
出発場所 | 京都御所建礼門前 |
到着場所 | 平安神宮 |
公式HP | 京都市観光協会 |
<行列のコース>
京都御所建礼門前出発 (12:00) → 堺町御門 (12:15) → 烏丸丸太町 (12:30) → 烏丸御池 (12:50) → 河原町御池 (13:20) → 河原町三条 (13:30) → 三条大橋 (13:40) → 三条神宮道 (14:10) → 平安神宮 (14:30)
出典:京都市観光協会
時代祭2019は雨や台風だと中止になる?
10月22日(2019年は10月26日)の時代祭当日に雨が降った場合は、基本的に翌日に順延となります。
最近の時代祭はどうだったのか、見てみましょう。
開催年 | 開催日 |
2010年 | お天気が良く、10月22日に開催 |
2011年 | お天気は雨で、10月23日に順延(開催) |
2012年 | お天気が良く、10月22日に開催 |
2013年 | お天気が良く、10月22日に開催 |
2014年 | お天気はくもり→雨、10月22日に開催 |
2015年 | お天気が良く、10月22日に開催 |
2016年 | お天気はくもり、10月22日に開催 |
2017年 | 台風のため、中止 |
2018年 | お天気が良く、10月22日に開催 |
2010年~2018年の間で、23日に順延となったのは意外にも2011年だけですね。
そして2017年は、台風で中止となっています。
中止になるのは、29年ぶりの事でした。しかもお天気が理由の中止は、明治28年(1895年)以来初めてなんだとか。
2017年は台風で中止となりましたが、他の年は無事開催されています。
そう考えると、10月22日あたりのお天気は安定しているのかもしれないですね。
22日が雨で23日に順延となり、もしまた23日が雨の場合は、時代祭の「時代風俗行列」は中止となります。
さらに順延するという事はありませんので、ご注意ください。
開催の可否は、当日22日の早朝に発表されます。
平安神宮HP、京都市観光協会HP、京都市観光協会電話:075-213-1717 にて午前7時~案内が始まりますので、心配なお天気の時はチェックしてみて下さい。
時代祭2019の有料観覧席のキャンセルや払い戻しは?
時代祭の「時代行列」を座ってゆっくり見たいと、「有料観覧席」の購入を考えておられるかもしれません。
何せ行列の最初から最後までしっかり見るとなると、約2時間かかりますもんね^^
でも22日にしか時代祭に行けないのに、雨天で23日に順延になったら?(※2019年は26日開催、雨天の場合27日に順延)
万が一、台風が来て時代祭が中止になったら?
購入済みの有料観覧席のチケットは、どうなるのでしょうか・・・?
順延の場合と中止の場合では異なりますので、それぞれどうなるのかを見てみましょう。
22日が雨で23日に順延の場合(2019年は26日開催、27日順延)
雨天で23日に順延になった場合は、有料観覧席のチケットは23日に利用するという形になります。
つまり23日に開催される場合は、「チケットのキャンセルは出来ず」、「チケットの払戻しもない」という事です。
京都市観光協会のホームページにも、こう書かれています。
※雨天の場合は、翌日23日に順延となります(当日早朝天候判断)。
順延の場合、観覧席券は翌23日にそのままご利用いただけます(払い戻しはいたしません)。
順延の場合でも翌日祭が見学できるよう、あらかじめ旅行日程をご計画ください。
キャンセルや払い戻しが出来ないのは仕方ないのかもしれませんが、22日と23日両日、時代祭に行く予定にするのは難しいかもしれませんね。
有料観覧席を購入しようかどうか、迷うポイントになりそうです。
台風などで中止になった場合
では次に、台風などで中止になった場合はどうなるのかを見てみます。
中止になった場合は、基本「払戻しになる」ようです。
チケットを購入した各旅行会社の窓口や、店内端末で発券したコンビニエンスストアなどで24日から払戻しの手続きが出来ます(2017年度参考)。
詳しい事は「京都市観光協会のホームページ」で案内してくれますので、それを見て手続きを行うことになります。
まとめ
時代祭2019の一番のみどころは、10月26日に行われる「時代風俗行列」。
平安時代から明治維新までの人物に扮した約2,000人が、京都御所~平安神宮までを練り歩きます。
「時代風俗行列」は、身に着けている装飾品や道具なども当時の物を再現しており、とても見ごたえがある行列です。京都の歴史や伝統を感じることが出来ますよ。
当日雨が降った場合は、翌日の27日に順延となります。
もし有料観覧席のチケットを購入して持っている場合は、27日に使うことになります。行けなくても、返金などの払い戻しはありません。
もし台風などで時代行列が中止になった場合は、チケット代は払い戻しとなります。
令和元年の今年は「即位礼正殿の儀」と重なるため10月22日から10月26日に変更になりますが、時代祭当日は晴れるといいですね。
ぜひ時代祭に行ってみてください!
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