黒川検事長の退職金はいくら?辞任で満額支給のその後は天下り?

黒川検事長 退職金 いくら

検察庁のナンバー2である黒川弘務検事長が、総理官邸に辞任の意向を伝えたと報道されています。

週刊文春のスクープで、緊急事態宣言が出されている中で黒川検事長が、5月1日と13日に朝日新聞と産経新聞の社員と東京都内で賭けマージャンをしたという疑惑が出ていました。

その後、法務省の聞き取り調査で黒川検事長は賭け麻雀をしたことを認め、辞任したいという申し出を行ったという事です。

ここで疑問なのが、賭け麻雀を本当にしていたのならこれは違法行為となります。

なのに今は辞任という形で辞めることが濃厚となっており、そうなると黒川検事長には退職金が支払われるという事です。

また懲戒処分ではなく辞任の場合は、辞めた後どこかに天下りするのではないか?という事も考えられます。

これらには納得できないという声が多くあがっているので、黒川検事長に退職金が支払われるとしたら金額はいったいいくらなのか、辞めた後は天下りするのではないかという点について調査しました。

 

目次

黒川検事長の退職金はいくら?

そもそもは検察官定年延長法案の中で名前が出ていた黒川検事長ですが、まさか賭け麻雀というスキャンダルで自ら辞任という方向に行くとは思ってもいませんでしたね。

そこでここでは、懲戒処分にならず辞任という形でやめた場合に支払われるであろう退職金について、ご紹介していきたいと思います。

※追記

森雅子法相から訓告処分がだされましたが、公務員の訓告処分とは

公務員の実務上の処分のひとつであり、法律上での処罰にはなりません。 職員の義務違反に対して責任の確認と将来を戒める行為で、主に口頭や文書で注意をします。

「訓告」の場合は、給与などに影響しないことが多くなっていますが、訓告が3回累積すると戒告一回分相当とされています。

引用:https://job-q.me/articles/5232

このような処分であり、訓告は懲戒ではないので普通の辞任という形になる模様です。

結局形だけの処分という事になり、退職金は支払われる事になりそうですね・・・。

 

黒川検事長の賭け麻雀スクープとは?

まず、この黒川検事長の賭け麻雀というニュースをおさらいしてみましょう。

東京高検検事長の黒川弘務氏(63)が、産経新聞社会部記者や朝日新聞の元検察担当記者らと賭けマージャンをしていたことが、「週刊文春」の取材で判明した。

4人が集まったのは5月1日。小池百合子都知事が「ステイホーム週間」と位置付け不要不急の外出自粛を要請、また安倍晋三首相も「人との接触8割減」を強く求めていた緊急事態宣言下でのことだ。夜7時半頃に産経新聞A記者の自宅マンションに集合すると、午前2時近くまでマージャンは続いた。

マージャンを終えた黒川氏は、産経新聞の用意したハイヤーで帰宅した。

また、5月13日にも同様に黒川氏はA記者宅に向かい、深夜までマージャンをしていた。

引用:https://bunshun.jp/articles/-/37926

もっと詳しい内容は週刊文春に書かれていますが、このスキャンダルは産経新聞の他の記者が文春にリークしたという噂があり、色々闇が深そうです・・・。

もし賭け麻雀が本当なのだとしたら(ご本人が認めたという報道もあります)、

  • 少額でも賭博罪に該当
  • 国家公務員倫理規程上も問題あり(記者から、接待や財産上の利益供与を受けている)

となる事が考えられ、そうなると懲戒免職という事になってもおかしくありません。

ですが今は自ら辞任という形で話が進んでおり、退職金が支払われるのでは?と話題になっています。

 

黒川検事長の退職金はいくら?

辞任になった場合は、退職金が満額支給される可能性があります。

黒川検事長に支払われる退職金はいくらくらいなのでしょうか?

黒川検事長は検察庁の実質No.2のポストについているので、かなりの金額になるのでは?と予想できますよね。

検察官の給料は法律により定められており、平成28年度のデータではありますが下記の通りです。

  • 検事総長 146万6千円
  • 次長検事 119万9千円
  • 東京高等検察庁検事長 130万2千円
  • その他の検事長 119万9千円

黒川さんは検事長なので、月給が130万2千円という事ですね。

ただこれはあくまでも基本給。

これにボーナスや手当などがつき、年収は約2,800万円とも言われています。

国家公務員の退職手当額は、「基本額(退職日の俸給月額×退職理由別・勤続年数別支給率)+調整額」で計算されるという事です。

黒川検事長の退職金は約7,000万くらいでともいわれていますが、それにしてもかなりすごい金額ですね。

これが税金で支払われるという事ですので、しっかり事実を見て判断して辞任なのか懲戒免職なのか判断してもらいたいと思います。

 

黒川検事長は辞任でその後は天下り?

辞任してすぐに天下りは目立つのでないかもしれませんが、1年後くらいにはどこかに天下りするのでは?という声も多く聞かれます。

過去には検事総長の情報ではありますが、沢山の検事総長が天下りしている事実が明らかになっています。

天下り先としては、

  • 法律事務所客員弁護士
  • 大手企業監査役
  • 大手企業特別顧問
  • 大学理事長

などが並んでいます。

これは歴代の検事総長の天下り先情報ですが、検事総長は天下りするけど検事長はしないという事は考えにくいので、検事長がどこかに天下りすることはあり得る話だと思いますね。

しかも天下り先は、2019年5月23日付の読売新聞朝刊の1面トップで

「法務省と検察庁が、地検の検事正クラスの幹部らが早期退職する際、同程度の収入が見込める公証人への再就職をあっせんしていた」

と報道しています。

今までこのような天下りがあることはマスコミも知っている事でしたが、公然の秘密として報道されてきていませんでした。

ですがこのように明らかになっていますので、慣例的に天下りが行われていた事がわかりますね。

という事は、黒川検事長も辞任という形で辞めた場合、すぐには無理でも、しばらく時間がたったら同程度の収入が見込める天下り先を斡旋される可能性があります。

とても納得できる話ではないですが、天下りに関してはマスコミが報道しない可能性が高く、辞任という形で辞めた場合、その後うやむやのまま再就職している可能性がもあり得ますね。

 

まとめ

「黒川検事長の退職金はいくら?辞任で満額支給でその後は天下り?」と題して、ご紹介してきました。

黒川検事長は記者たちと賭け麻雀をしたという疑惑で、辞任することを総理官邸に伝えました。

ですが本人がハッキリこの事実を認めたわけではないので、今は懲戒免職ではなく辞任という形で報道されています。

辞任となると退職金が満額支払われる可能性があり、満額支払われるとなるとその額は約7,000万円ほどと言われています。

大きな金額ですので、辞任なのか懲戒処分になるのか慎重に捜査や聞き取りをして判断して欲しいですね。

懲戒免職になれば天下りするのは難しいように思いますが、辞任となった場合、天下りで再就職することもあるかもしれません。

なんとも・・・ちょっと普通の感覚では考えられないことですが、ありそうで怖い話です。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。



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