スパイの妻ドラマと映画の違いは?あらすじネタバレ・キャスト一覧も紹介!

2020年6月19日にNHK BS8Kで放送されたドラマ「スパイの妻」。

監督は「CURE」「回路」などで知られる黒沢清監督、主演は蒼井優さんです。

ドラマは、8Kスーパーハイビジョン撮影で制作されたこともあり話題となりましたが、さらにこの同名ドラマが、今年の10月16日(金)に映画として全国で公開されますね。

ドラマが映画としても公開される試みは、とても興味深いです。

同名作品がドラマと映画という違う形式で発表され、「スパイの妻」のドラマと映画に違いがあるのかについて気になっている方も多いかと思います。

そこで今回の記事では、スパイの妻ドラマと映画の違い、あらすじネタバレ・キャスト一覧を紹介していきます。

 

目次

スパイの妻ドラマと映画の違いは?

「スパイの妻」のドラマ版と映画版の違いについて、ご紹介します。

ドラマでは高精細8K撮影で制作され、品質と音質共に最高品質で最先端のデジタル映像として放送されました。

映画では同名ドラマのストーリーとキャストは同じまま、スクリーンサイズ、色調を新たにして、1秒あたりのコマ数などを調整し劇場版として上映されるようです。

ストーリーとキャストは変わらずに、ドラマと映画それぞれの映像的な美くしさや芸術性の面で違いが出てくるので、それに応じて観た人の物語の捉え方も変わってくるように感じます。

夫婦二人が戦争時代に直面した苦難と心迫る話を、ドラマと映画それぞれの持ち味で鑑賞できるのではないでしょうか。

ドラマ作品をまた映画として輝かせることが出来るというのは、長く映画を作り続けてきた監督ならではの巧な職人技だと思いました。

 

スパイの妻のあらすじネタバレ!

ここからは、あらすじとネタバレをご紹介していきます。

あらすじ

物語の舞台は、1940年代の兵庫・神戸。

神戸にある貿易会社・福原物産の社長である福原優作は、満洲に赴いていた。

結婚して7年目になる優作の妻・福原聡子は、満州へ赴いていた夫・福原優作との再会を待ちわびていました。

優作が無事に帰国し、帰国した優作を出迎え、嬉しそうにハグをする聡子。

しかし、聡子の幼なじみである神戸憲兵分隊・津森が聡子に「優作が満洲から連れ帰ってきた女性が亡くなった。」という意外な事実を告げます。

離れている間に夫の優作が、その女性と不貞を働いたのではないかと疑念に取りつかれた聡子は、夫の満州での行動を調べ始めました。

夫の優作が満州で一体何をしたのかを探る内に、彼が持ち帰った重大で恐ろしい秘密を目にしてしまいます。

その秘密とは、国家を揺るがす程のものでした。

太平洋戦争の直前に国家機密を偶然知ってしまった優作は、正義のためにその秘密を世間に公表しようと暗躍。

しかし、太平洋戦争開戦間近の日本では同じ方向へ向かない者への風当たりは強く、反逆者と疑われ、スパイに容疑にかけられてしまう。

妻の聡子はスパイの妻と罵られるが、どんなことが起ころうと愛を貫くことを決心します。

 

スパイの妻の出演キャスト一覧!

ここからは、「スパイの妻」の出演キャストをご紹介していきます。

 

蒼井優

福原聡子役を演じるのは、蒼井優さん。

夫の福原優作と共に時代の荒波にのまれながらも、強い信念で夫への愛を貫く女性を演じました。

 

高橋一生

福原優作役を演じるのは、高橋一生さん。

神戸の貿易商で、福原聡子の夫。

正義のために機密を世間に公表しようと暗躍する男性を演じています。

 

坂東龍汰

竹下文雄役を演じるのは、坂東龍汰さん。

優作の甥で、彼と供に満州に渡ります。

 

恒松祐里

駒子役を演じるのは、恒松祐里さん。

福原家で働く若い女中を演じています。

 

みのすけ

金村役を演じるのは、みのすけさん。

福原家に努める執事を演じています。

 

玄理

草壁弘子役を演じるのは、玄理さん。

旅館の仲居をしていましたが、突然失踪し水死体として発見されます。

 

東出昌大

津森奉治役を演じるのは、東出昌大さん。

優作が満州から連れ帰った女性の死を聡子に告げる、神戸憲兵分隊の隊長を演じました。

 

笹野高史

野崎医師役を演じるのは、笹野高史さん。

福原家の主治医で、大阪・神戸で病院を経営する医師という役です。

 

まとめ

ここまで「スパイの妻ドラマと映画の違いは?あらすじネタバレ・キャスト一覧も紹介!」をお届けしました。

今回の記事をまとめると以下のようになります。

  • ドラマ版は8Kの最高品質の映像として制作され、映画版は上映版に合わせた調整が行われた。
  • 戦争の時代に、国家秘密を知ってしまった男と、その妻の物語。
  • 実力派のキャストたちが集まっている。

予告編を見るだけでも、ドラマと映画の雰囲気がやはり異なると感じました。

ドラマの映像からは細部まで細かく美しく映っている印象を受け、映画の予告編映像では、”国家機密を知ってしまった夫と妻のシリアスなテーマ”を重々しく感じさせる色調や陰影、迫力を感じました。

現代を舞台に様々な作品を制作してきた黒沢監督は、本作で初めてとなる歴史ドラマを手掛け、この映画で見事に1930年~1940年代を表現したとして審査員から評価を受けていました。

第77回ベネチア国際映画祭で銀獅子賞を受賞し世界から注目を集めた映画、「スパイの妻」の公開が楽しみですね。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。



コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です